「別れ」
すぐに迎えよう、そう思っていた。 でも、現実は甘くなかった。
心や部屋、人生の整理が必要だった。 「迎え入れる希望を伝えて、今日は帰ります」──そう言って、ぽん蔵と別れた。
翌日。仕事が押して、ワンニャンフェスの最終日に行けなかった。翌々日の仕事終わりで、 店に行ったときには、イベントの面影は一切ない。
わかってた。「奇跡は待ってても来ない」ってこと。 それでも…、自分にケリをつけるつもりで、
悔み・胸の痛み・込み上げる涙…ワンニャンコーナー徘徊した──。
なにも見えなかった。なにも聞こえなかった。
パート4に続く…
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